我が家にはトロ舟を利用したビオトープがあります。

マンションのベランダ -> 戸建ての庭と引っ越しを挟んで5年ほど経ちますが、メダカもシュリンプも貝類も世代交代を重ねつつ元気に育っています。

容器

ビオトープの立ち上げ当初は睡蓮鉢を模した、プラ製の円形のメダカ用容器を使用していましたが、段々と広さが欲しくなり、最終的に60リットルのトロ舟に落ち着きました。トロ舟は、値段が安く、丈夫で、メンテナンスもしやすくビオトープの容器としては最適です。
どちらもAmazonで販売はしておりますが、トロ舟くらい大きいものはホームセンターでの購入が断然安いですね。

底床

当初はビオトープの教科書どおり、底床には赤玉土を使用しておりましたが、メンテナンス時に土が舞い上がるようになり大変だったため、途中で小粒の軽石に変えました。

軽石は軽くてメンテナンスが楽で、また多孔質のためバクテリアのすみかとしても優れていたのですが、段々と苔が生えるに従って色が白から緑となってしまい見た目がよろしくなかったため、引っ越しのタイミングで砂利へと変更しました。

生体

メダカとミナミヌマエビがメインとなっていますが、室内の水槽で増えすぎてしまったものなども投入しているため、レッドチェリーシュリンプやルリーシュリンプ、石巻貝、シマカノコ、ラムズホーン、オトシンクルスなんかも混泳しています。

植物

ホテイソウを中心とした浮き草や、アクセントとして高さのあるミズトクサを入れています。睡蓮は3年前に購入し、毎年花を咲かせてくれていて、ビオトープの一大イベントになっています。
ビオトープに入れる水生植物はいつもチャームさんで購入しています。近所のアクアショップやホームセンターと比べても種類が豊富で安いですね。

エアレーション・濾過

ソーラーパネルで稼働するエアポンプを利用し、投げ込み式のフィルターを入れています。
我が家のビオトープは日当たりの良い場所に設置しているので、水がグリーンウォーターに傾きがちのため、フィルターがないとあっという間にめだかやエビたちが見えなくなります。
グリーンウォーター自体は生体には影響がないのですが、鑑賞性の問題があるためフィルターを導入しており、おかげでいつでもクリアウォーターが保てています。
水底を泳ぎ回るエビたちもばっちり観察できます。

メンテナンス

飼育水についても自然に蒸発し減った分だけ水道水を追加する形で、水換えや掃除は特に行っていません。(お勧めしませんが)カルキ抜きもしていません。毎朝、家庭菜園への水やりのついでに水を足しています。

まとめ

ビオトープはより自然に近い形で四季を感じられ、アクアリウムとはまた違った楽しみ方ができます。餌やりや水質管理、メンテナンスもそれほどシビアではないので、アクアリウム初心者にもおすすめです。

余談ですが、ビオトープを窓際(外)に置いておくと、水面に反射した日光が室内の天井に波紋を映し出して、まるで水底のプラネタリウムのようになります。床に寝転がってぼーっとそれを眺めているとエビになった気分が味わえます。

今回始めて知ったのですが、ビオトープに水耕栽培をかけ合わせた、アクアポニックスというものもあるようです。今年はこれにチャレンジしてみようかな。